製品の研究・開発
製品開発を
ユーザーと共に
製品開発過程で実施しているユーザーによる検証、開発プロセスについてご紹介します。
製品の研究・開発
LIXILユニバーサルデザインの考え方やUDアイデアにあふれた製品の研究・開発を普及させるため、外部とのコミュニケーションも積極的に行っています。
ユーザーと創るユニバーサルデザイン視点の開発プロセス
ユーザーと共に創る製品
より多くの方が使いやすい製品をめざして、リクシルではユーザーによる検証を製品開発の過程で実施しています。 その成果の一例が、入浴をサポートするアイテム「フラットサポートバー」「腰掛付保温フタ」をセットにした「サポートパック」と車椅子対応キッチン「ウエルライフ」です。
システムバスルーム
「サポートパック」
開発上の3つのこだわり
当開発では、片マヒの方、膝に疾患のある方、健常高齢者の方に協力いただき、研究所と開発スタッフ、デザイナーが2年間掛けて検証を繰り返し、製品化に至りました。その際、全員がこだわったのは次の3点です。
- 1お湯を使うなど
実際の入浴に近いテスト環境とすること - 2脱衣から洗体〜入浴、退室まで
『一連の動作』を見ること - 3ユーザーの動作に合わせて
その場で試作をつくり変えていくこと
実際にお湯を使った入浴実験の様子
立ち座りを検証
「サポートパック」の2つの機能
@ 動線をつなぐ「フラットサポートバー」
スッキリした形状で、浴室内の横移動に最適です。握力が弱い方でも身体を支えられるよう手すりの上面をフラットに。握った手がぐらつくのを防ぐため、表面にもフラットな面を設けました。
A いったん座れる「腰掛付保温フタ」
足元に不安を感じる方もいったん腰掛けてラクに浴槽の出入りができます。使用しない時はたたんで収納でき、カンタンに取り外せるのでお掃除ラクラクです。
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使用時
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収納1
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収納2
車椅子対応キッチン
「ウエルライフ」
「ウエルライフ」の開発
どうすれば座った姿勢でより快適に調理できるか。リクシルでは、実際に車椅子で料理する方の様子をさまざまな角度から研究。負担の大きい動作や移動を減らしムリなく作業できるよう、足元の形状やシンク・調理スペース・コンロの配置を工夫し、座ったままで使いやすい「ウエルライフ」が誕生しました。
調理中の動作や動線を多角的に観察し、
データを収集・分析しています
一般家庭に近い環境での調理行動を観察できる
モニタールーム