2023/04/25

宿泊施設の決め手として、宿泊ゲストが重視する水回り。
広々と快適に使える「アウトベイシン」タイプを希望する声はもちろん、住宅での浴槽レス需要、訪日外国人観光客数の回復もありホテルの浴室に求められる設備や機能も変化してきています。
そこで、4月に発売された新商品から、様々なニーズやホテルの特徴にあわせたおすすめ浴室をご紹介します。

ゲストの不満を解消する、浴室とトイレ・洗面別の「アウトベイシン」タイプ。
国内利用者はもちろん、海外からのゲストも広々使える浴室へ。

これまで一般的であった狭小3点ユニットバス。しかし、国内利用者への調査では、このユニットバスにストレスを感じているゲストが多いことが分かっています。特によくあるのは、以下のような意見です。

  • シャワーカーテンが体に張り付くのが不快
  • 同行者が入浴中に、トイレ・洗面が使いにくい
  • 入浴・脱衣の時にトイレが近い
  • 狭くて、衣類やタオル置き場がない
  • カーテンで脱衣場床が濡れてしまう など

さらに、「追加料金を払ってでも、お風呂とトイレ・洗面別を希望」する方が半数以上という結果に。くわしい調査結果は過去のレポートでもご紹介しています。
【最新調査レポート@】コロナでどう変わる? 国内ホテル・施設の宿泊状況/利用ニーズ
【最新調査レポートA】コロナでどう変わる? 国内ホテル・施設の宿泊状況/利用ニーズ

また、海外からの観光客に目を向けると、2023年2月時点で、訪日外国人観光客数の回復率では前月を上回る結果となっており、堅調な回復を続けています。※日本政府観光局(JNTO)

今後、コロナの収束とともに復調が期待される観光・ホテル業界において、浴室から新たな価値をご提案するのが、ホテル向けユニットバス『BSW』シリーズです。

国内外のゲストニーズを見据えた、アウトベイシンプラン(トイレ・洗面と浴室分離)
ホテル向けユニットバス『BSW』シリーズ

先の調査での不満を解消するのが、LIXILが提案するアウトベイシンタイプの浴室『BSW』シリーズ。国内外両方のゲストのニーズを踏まえた2タイプをご用意しています。

座ってくつろぎながら利用できる
BSWシリーズ Eタイプ

旅の疲れを癒せるよう、座ってシャワーを浴びられる、くつろぎの空間を提供します。
取り外し可能な「とるピカスリムカウンター」や、立って使用したい方には高さ・角度を調整でき、オーバーヘッドシャワー気分が味わえる「フルフォールシャワー」を装備して、狭い空間でも快適な入浴を実現します。

立ってシャワーを浴びられる
BSWシリーズ Nタイプ

海外からのゲストでも、立ったまま快適にシャワーを浴びられるよう、水洗金具の位置を高く設定したタイプ。
また海外の浴室でも多く使用されているオーバーヘッドシャワー(OG1)をオプションで装備が可能。
また壁柄もマット色を複数用意し、メタルアイテムが上質なくつろぎをかなえる素材感と高級感を際立たせた空間にしました。

若者から高齢者まで、注目が集まる「浴槽レス」タイプ。
ホテル浴室としても高まるニーズと期待。

一方、普段の入浴をシャワーで済ませる若者層の増加や、浴槽に浸かることによるヒートショックが原因で起こる高齢者の事故防止の観点から、「浴槽レス」の浴室にも注目が集まっています。
ホテルでも、大浴場があり客室内の浴槽への需要が少ない施設や、海外ゲストに配慮して浴槽が無い水回りを検討されている場合には、シャワーユニットのみのタイプもおすすめです。

浴槽がなくてもしっかり温まる「ボディーハグシャワー」もオプションに追加
ホテル向けシャワーユニット『NS』シリーズ

最小減の浴室でも温かく
NSシリーズ

浴槽浴に比べると使用水量も抑えることができ、より快適かつエコな浴室空間を実現するシャワーユニット。
オプション設定には、浴槽がなくともしっかり旅の疲れを癒せる「ボディハグシャワー」を追加。ハンドシャワーと比べ深部体温が下がりにくく、しっかり体を温めることができます。

ボディハグシャワー

ボディハグシャワーは、2つのアームにある10個のノズルから同時に吐水することで、身体全体をカバーする新しいスタイルのシャワーです。ハンドシャワーに比べ、同時に全身が包まれるため、効率よく身体を温めることができます。

いかがでしたでしょうか。
コロナ収束後、プライベートや観光での宿泊意向が高まると予想される中、
ゲストにとって久しぶりとなるホテル利用に対する期待も高まるはず。
そんな中、浴室・水回りの充実度は、ゲストのニーズを満たし、顧客満足にも繋がります。
それぞれのホテルに合わせて、最適な浴室・水回りをぜひご検討いただけますと幸いです。