地域振興の拠点として期待される「道の駅ましこ」(栃木県芳賀郡益子町)

リピーターを増やす工夫

益子在住の絵本作家いわむらかずおの絵本展が開催されていた企画展示スペース

施設のおよそ3分の1を占める企画展示コーナーと多目的スペースでは、2,3か月に一度の割合で益子の魅力を発信する企画を実施している。オープン時は藍染の布、2回目に焼き物、3回目は益子町在住の絵本作家いわむらかずおの絵本展。多目的スペースは、夏休み期間は読み聞かせのスペースにして、親子でくつろげる空間とした。

夏休み期間は読み聞かせコーナーとして利用される多目的スペース

「商売という観点からすれば、来場者の回転率を上げたほうがいいのでしょうけど、私はできるだけ長く滞在していただき、リピーターになってもらいたいと考えています。コンシェルジュではピクニックシートを貸し出しているので、芝生広場に広げて、家族でゆっくり過ごしていただきたいですね」(神田支配人)
芝生広場では、カフェオーナーだった神田支配人ならではのイベントも生まれた。「夕日と田園を楽しむ駅長野点コーヒー」は、イベントの常連仲間を中心に、ファンを増やしている。

カフェオーナーだった神田支配人が入れる野点コーヒー。田んぼに反射する美しい夕陽を眺めながらコーヒーを楽しむ参加者たち(提供/道の駅ましこ)

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公開日:2017年07月31日