＜調査概要＞

• 2021年6月〜12月、LIXILではビジネスホテルからリゾートホテルまで計25の宿泊施設を対象に、実際の宿泊者（男女15名）に水回りに関する使い心地や印象についての宿泊定性調査を実施しました。

入室時から着替え、シャワー利用時で大きく差がつく
「部屋の印象」「水回りの快適性」「衛生面」

宿泊客に対し、それぞれの水回りご利用時の体験フローを比較・分析することで、水回りがホテルの宿泊体験全体に大きな影響をもたらしていることがわかりました。下記が宿泊者の客室ジャーニーをまとめた内容になります。

水回りご利用時の体験フロー比較

Step1 入室する

Step2 着替える

Step3 シャワーを浴びる

水回りご利用時の体験フローを比較すると、従来の狭い3in1ユニットバスは、客室全体の印象を窮屈に感じさせ、浴室だけでなく、トイレや洗面利用時にも多様なストレスをお客様にもたらしていることがわかります。一方、浴室からトイレ・洗面を独立させたアウトベイシンの水回りでは、客室空間全体をより使いやすく開放的に設計でき、水回りも快適にご利用いただけることで、ホテル全体の宿泊体験向上に大きく寄与していることがわかりました。

限られた空間でもアウトベイシン化が可能
「WET×DRY」「シャワーユニットNS」

限られた空間でも、使いやすく快適で清掃性に優れたアウトベイシンの水回りにリニューアルできる、LIXILオススメの2商品をご紹介します。

オススメ商品�@　WET×DRY

バスとトイレ・洗面を切り分け、居室空間と融合させるWET×DRYの新設計バスルーム。使いやすさだけでなく、自由なレイアウトで空間全体をより上質にコーディネートできます。また止水ドアを採用することで洗面空間の床濡れの心配がなくなり、清掃時間の短縮にも貢献します。

オススメ商品�A　シャワーユニットNS

単身者の利用が多いビジネスホテルや大浴場併設のシティホテルなどにオススメのシャワーユニットNS。機能性と快適性を両立したワンランク上のシャワーシステムを採用し、スタイリッシュな空間で心地いいシャワー浴を提供できます。浴槽がないので水道代・光熱費を抑えることができ、清掃性にも優れています。

シャワーユニットNS採用事例をご紹介！
「THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN＆FOREST」

世界自然遺産に登録され、手つかずの自然が残る屋久島のホテル。浴室のスペース確保が難しい客室にはシャワールームを選定。ボリュームある浴び心地と節水がかなうシャワーヘッド「エコアクアシャワー」や熱源不要で床の冷たさを抑える「キレイサーモフロア」等、人と環境にやさしい仕様となっています。

トイレ・洗面空間が独立した広々と使いやすい水回り

Hotel Information

THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN＆FOREST

施　主

株式会社シーサイドホテル屋久島

設　計

アリムラ商建

施　工

アリムラ商建

所在地

鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1208-9

竣　工

2022年4月