新型コロナウイルス感染症の影響で、これまで以上に施設の清掃・衛生基準への関心が高まっています。「Go To トラベル」事業などで日本人宿泊者数は徐々に回復している今、安心して宿泊いただける、お客様に選ばれるホテルをめざし、客室清掃の見直しや新たな取組が、多くのホテルに求められていると言えます。

そんな中、LIXILがホテル清掃スタッフに対して実施した調査では、客室清掃における困りごとの第1位が「浴室まわりの清掃」という結果になっています。排水溝の汚れやつまり、水栓の劣化、壁や床、浴槽の水アカなどによって、時間と労力がかかる浴室清掃が、清掃業務全体の効率悪化の一因になっているのです。

ただでさえ負担の多い浴室清掃。特に清掃時の困りごとになっているのが、シャワーヘッドからの“ポタ漏れ”です。これは、シャワーホース内に水が残っていることが原因で起こるもので、「せっかく掃除しても、“ポタ漏れ”で二度手間…」といった清掃効率の悪化につながります。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、ゲストの客室清掃への見る目が一段と厳しくなっているのも事実です。清掃後にシャワーヘッドや床、浴槽内が濡れていると、お客様からのクレームにもつながりかねません。