DTL Communication Day

TORAFU′s TILE LABレポート

鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)

TORAFU′s TILE LAB

DESIGNER′s TILE LABでは「DTL Communication Day」として、DTLのラインナップを紹介しながら、トラフ建築設計事務所のタイルへの取り組みを紹介する、「TORAFU′s TILE LAB」を開催。2月14日に渋谷ヒカリエホールを会場とした東京を皮切りに、大阪、名古屋で行われた展示と講演の両セッションは、タイルの可能性を改めて感じさせるものとなった。

設計者・デザイナーのための次世代タイル研究所「DTL - DESIGNER's TILE LAB -」

DTL(DESIGNER's TILE LAB)は、タイルが持つ可能性を伝えながら設計者やデザイナー向けにタイルの使い方やコンセプトを提案し、INAXブランドのタイルの「いま」を紹介する、次世代の『タイル研究所』です。
タイルのデザインを5つの方向性に分類し、設計者・デザイナーに向けて、その魅力を伝えていきます。

DESIGNER's TILE LAB

DTLはコミュニケーションのプラットフォーム

展示会場 東京会場(渋谷ヒカリエ)

展示会場では6つの展示台が特設され、その上に「SUPER REAL」「HYBRID TEXTURE」「LIGHT & SHADE」「PLAYFUL COLORS」「YAKIMONO DIVERSITY」という、5つのDTLのカテゴリーごとにタイルを展示。6つの台のうち残り1つでは、トラフの視点で選ばれたタイルや、トラフのこれまでの仕事で使われてきたタイルのサンプルなどが展示された。個性にあふれバリエーション豊かなタイルは現物で並べられることで、来場者の興味を強く惹きつけるものに。脇に用意されたルーペを使い、タイルの表情を覗き込む姿も多く見られた。 講演に先立ち、LIXILのタイル事業部タイル商品部部長、木野 謙(きの・ゆずる)氏よりDTLのコンセプト説明がなされた。「タイルは進化を遂げ、これまで以上にクリエイティビティを高める可能性が広がつていることを多くの方に伝えたい。DTLは、商品とウェブサイトを組み合わせたコミュニケーションのプラットフォーム」とし、5つのカテゴリーの背景や文脈を紹介した。

タイルとルーペ拡大して見られるようルーペを設置

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公開日:2019年05月21日