DX化が進む大阪駅（うめきたエリア）で初導入された
「詰まり検知」がついたLIXILのあふれ防止IoTトイレ

清掃のイメージを変えたい

溝邉氏：いまから30年ほど前に、JR西日本では駅のトイレをきれいにしようという取り組みが始まり、そこで一気にきれいになったという経緯があります。

樋口氏：ちょうど関西国際空港ができた1994年頃ですね。JR西日本メンテックは、“掃除で世の中を変えていこう！”というスローガンを掲げながら、掃除そのもののイメージも変えることに挑戦してきました。
AZZ（アズ）大阪営業所という呼称があります。AZZというのはイタリア語の「Azzurro（アズーロ）」で、紺碧という意味です。JR西日本のコーポレートカラーのコバルトブルーと、関西国際空港の青い海、青い空をイメージして、さわやかに掃除をしていこうという“合言葉”のようなものです。

溝邉氏：清掃のイメージを変えるためにユニフォームも爽やかなブルーになっています。樋口が着用しているユニフォームは大阪駅（うめきたエリア）で働く一部門だけですが、そこからどんどん変えていこうとしています。JR西日本も弊社も新しいことに挑戦していく企業ですので、大阪駅（うめきたエリア）では制服も新しいものに挑戦してみようと、スポーティーなものからワーク系、カフェスタイル、カジュアルスタイルなど、さまざまなデザインを起用して試しているところです。

樋口氏：私は15年前にJR西日本メンテックに入社して大阪駅の掃除を担当していますが、その頃から「JRのトイレはきれいですね」というお客様からのお声をいただいていました。本当に嬉しいことですね。

下村氏：清掃の世界も今後はDX（デジタルトランスフォーメーション）を活用しながら業務の変革をさらに図り、お客様のご要望にお応えできるよう、わかりやすい駅、きれいなトイレを保っていきたいと思っています。

左からJR西日本メンテックの樋口氏、溝邉氏、西日本旅客鉄道株式会社の下村氏

大阪駅（うめきたエリア）データ