2023/05/25

シャワーの水圧が弱く、お客様からクレームになったことはありませんか?
せっかくの宿泊体験を、シャワーで台無しにはしたくはないですよね。
ちょっとしたお手入れで改善できる場合や、そもそも建物自体の水圧が弱い時でも、ひと工夫で改善できる場合があります。改修などの大きな工事をすることなく、シャワーの水圧アップにつながる方法をご案内いたします。

シャワーの水圧が弱いとき、まずはこの3つをチェック。
この原因の解消で、水圧が改善する場合も!

シャワーの水圧が弱いと感じたら、修理やリフォームに取りかかる前に、次の3点をチェックしてみてください。意外と知らないポイントから改善できるかもしれません。

1.水栓の「ストレーナー」に溜まったゴミが
原因の場合

水栓内には、ストレーナーという部品があります。ストレーナーにはフィルターのような役割があり、水栓内の異物を除去してくれます。
まず、マイナスドライバーを使ってストレーナーを半時計方向に回して外します。ストレーナーにゴミが詰まっているかを確かめ、ゴミが詰まっているときは、ゴミを取り除きましょう。
ストレーナーの位置は水栓の種類によって異なるので、詳細は水栓の取扱説明書を参照してください。

※作業前に、流量調節栓を時計方向に最後まで回し、止水してから作業をしましょう。

2.シャワーの「散水板」に詰まった、ゴミや水あかが原因の場合

シャワーヘッドの、小さい穴がたくさん開いている部分が散水板です。この散水板の穴にゴミや水あかが詰まっている場合、水の出が悪くなってしまいます。
ゴミや水あかが詰まっているときは、歯間ブラシ等を用いてゴミを取り除きましょう。
歯間ブラシは、散水板の穴の目に入り込む「細さ0.7o以下」のものをおすすめします。

3.「止水栓」が締まりすぎている場合

止水栓には、水の量や水圧をコントロールする役割があります。止水栓が締まりすぎているせいで、湯水の流量が少なくなり、シャワーの水圧に影響することがあります。
シャワーの止水栓は、浴槽の近くや洗面所の下にあります。止水栓にハンドルがない場合は、マイナスドライバーを用意し、止水栓を半時計方向に回します。シャワーを出して水量を確認し、お好みの勢いになったら完了です。
お湯側の止水栓付近は熱いので、やけどにご注意ください。
詳しい方法は動画でもご紹介しています。

【番外編】吐水口の水の出が悪い場合は、「整流口」にゴミが詰まっていないか確認

シャワーだけでなく、吐水口からの水の出が悪い、という場合はこちらもチェックを。
水栓の水が出る部分には、水の流れを整えるために、目の細かい整流口が組み込まれています。
この整流口にゴミが詰まった場合も、水の出が悪くなってしまうので、ゴミが詰まっているときは、ゴミを取り除きましょう。

これらのメンテンナスを行った場合でも水圧が弱い場合は、建物全体の水圧が弱いことが原因の可能性があります。そんなときでも、専用のシャワーヘッドに交換するだけで、改善することができます。

建物全体の水圧が弱くても、これひとつでシャワーの水圧が改善。
低水圧用シャワーヘッドで快適&クレームなし!

ホテルなどの高層階は、「重力給水方式」という給水方式を採用しているケースもあるため、 元々水圧が弱い場合があります。これがシャワーの水圧にも影響してしまいます。
この場合、シャワーヘッドを「低水圧用シャワーヘッド」に交換することで、簡単にシャワーの勢いを強くすることができます。専門業者による工事などは不要。特別な工具や知識も必要なく、簡単に取り付けることができます。

低水圧用シャワーヘッドで、シャワーの勢いはどのくらい変わるの?

左の写真は、シャワーヘッドをLIXILの低水圧用シャワーヘッドに交換した場合の効果イメージです。(自社調べ)
LIXILの低水圧用シャワーヘッドは、シャワーの勢いを改善するのはもちろん、高級感のあるメッキ仕様で、どんなバスルームにも合う洗練されたフォルムが特徴です。

※【試験条件】給水圧:0.03MPa

いかがでしたでしょうか。
ホテルの“水回り”はお客様の宿泊体験で重要な要素となります。
お掃除やメンテナンスでシャワーの水圧が改善しない場合は、
取り付け簡単な「低水圧用シャワーヘッド」の導入を、ぜひご検討ください。