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オンラインセミナーレポート
LIXILプレゼンツ全国一斉オンラインセミナー

6月23日(木)開催 - 心地よく自然とふれあう住まいのつくり方 -

株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏
株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏

株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表
大橋利紀 氏

プロフィール
新建新聞社 代表取締役社長 三浦祐成 氏

新建新聞社 代表取締役社長
三浦祐成 氏

プロフィール
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2022年6月23日(木)に開催したセミナー概要を
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PROGRAM 1
基調講演

心地よさの『見える化』

株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏

株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏
今回は大橋様に住宅設計の風と光の扱い方、心地良さを見える化する、という視点で、住宅設計の窓に注目した考察をご講演いただきました。
1|窓上手の設計者になるには
「光」と「風」と「景色」を意識することで、窓上手の設計者になれる。
窓の設計というのは、風景の扱い方にある、と考えています。
風景という言葉には「風光(ふうこう)」と「景色」という2つの意味が含まれるとされています。
そのため、風景とは元来、“風と光”、そして“景色”を示す言葉だということです。
「景色」と「景色」をつなぐと、住まいに「風」が流れ、「光」が注ぎます。
2|心地よさの『見える化』
共通言語である数字を活用し「心地よさ」を定量評価。誰もが理解しやすいものさしで語り、建て主様との共有化へ向かう。
<昼光利用について>
00:39〜
昼光利用の目的
00:59〜
昼光利用の手法
01:48〜
昼光利用技術のステップ@:「立地条件」と「日照条件」の検討
02:34〜
昼光利用技術のステップA:「採光手法」(直接的な昼光利用手法)の検討
04:55〜
昼光利用技術のステップB:「導光手法」(間接的な昼光利用手法)の検討
17:02〜
昼光利用技術のステップC:昼光の不足部分の把握と照明設備の反映
<自然風利用について>
自然エネルギー活用技術 自然風利用
19:02〜
自然風利用の目的
19:20〜
自然風利用の手法
20:18〜
自然風利用のステップ@:気象/立地条件と住まい手の意向確認
21:27〜
自然風利用のステップA:通風経路上の開口部面積確保を検討
22:47〜
自然風利用のステップB:風圧係数差の確保を検討
※自然風利用のステップCは基調講演では割愛
<日射遮蔽について>
自然エネルギー活用技術【日射遮蔽手法】
26:39〜
日射遮蔽の目的
26:48〜
日射遮蔽の手法
27:33〜
日射遮蔽のステップ@:敷地周辺の確認と目標レベルの設置
29:21〜
日射遮蔽のステップA:開口部の日射遮蔽手法の検討
29:50〜
日射遮蔽のステップD:その他の日射遮蔽手法の検討
※日射遮蔽のステップB・Cは基調講演では割愛
3|その先にある、豊かさへ
日々繰り返す日常が特別になる住まいへと向かう、数値化できない価値を追求していきます。
<Livearth リヴアース事例:『夕暮れの家』(ゆうぐれのいえ)〜住宅密集地に2階リビングという選択〜>
03:05〜
立地
07:04〜
配置計画・方針
18:58〜
温熱環境
20:39〜
設計における合理性とは?
21:51〜
まとめ
PROGRAM 2
パネルディスカッション〜Q&A

建築実例から見るパッシブデザインのイロハ

株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏 × 新建新聞社 代表取締役社長 三浦祐成 氏 対談

1|パネルディスカッション
データや施工事例を元に、新建新聞社の三浦社長にも加わっていただき、パッシブデザインの重要性や今後の取り組みについて大橋利紀氏と対談いただきました。
三浦社長:
「大橋さんの設計の最初って、まず現場を見に行かれるんですか?」
大橋様:
「土地が決まっている場合は、必ず現地を見ます。またGoogle mapで鳥瞰的に敷地を把握し、風がどこからどう抜けていく可能性が高いかも読み取ります。その中であらかじめ窓の配置や役割をイメージしていて、無目的に窓を配置することはありません。」
三浦社長:
「窓上手になるという点でいうと風景のよくない場合は自分のところで作るということに関して、解説をお願いします。
大橋様:
「この立地は窓のある南側は隣家が近いのですが、たまたまここの位置だけ隣家が低かったんです。
平屋でその抜けのところと、こちら側の庭を重ねて設計をしました。見えたくないところはウッドフェンスで背景として隠し、手前を植栽帯として、その手前は庇が結構深く掛かるデッキ空間として、一番手前の室内空間とをこう繋いでいくことで、最終的にはウッドデッキの上にある空の風景と繋いでいくという構成にしています。」
三浦社長:
「ありがとうございます。続いて、「少し遠くが見える程度よりも心動かす風景としたい」ということに関して、解説をお願いします。」
大橋様:
「少し遠くが見える程度よりも心を動かす風景にするために大きく役割を果たしてくれるのが、“植栽”と“影”になると思っています。」
株式会社大橋利紀 建築設計室/Livearthリヴアース 両代表 大橋利紀 氏
三浦社長:
「どうしても景色というと遠くの景色が見渡せることを考えてしまいがちだけど、その手前にもっと見るべきものや心地良さを感じるようなものを作り込めるということですね。それがフェンスも含めた植栽だったり、家だったり。」
大橋様:
「全面的に景色を取得してあげられるといいんですが、そんな立地は難しいので。そうなるとこちら側で作ってあげるっていうのがいいんじゃないかな、という考えです。」
三浦社長:
「続いて陰影論を窓に落とし込んだらどうなるのかについて。日射遮蔽って単純に性能の話だけって思ってしまいがちなんですが、実は陰影を表現するものでもある、ということですよね。」
大橋様:
「当然日射遮蔽というのは日射をいかに遮蔽するかだけでも価値はありますが、せっかくやるのであれば陰影表現も重ねてあげると、より価値の次元が上がると思っています。影に諧調がある家はすごく深みがあって、心を震わせると感じていますので、影をいかに表現するかというのが、ポイントになってきています。」
三浦社長:
「ありがとうございます。続いて窓辺の設計について。“窓辺と居場所を重ねると、物語が生まれる”とありましたが、居場所と窓辺について、どのように設計されているのか教えてください。」
大橋様:
「住宅の中でいろんな居場所があった方がいいと思ってまして、固定的な場所というよりは、いろんな魅力がある居場所と、窓、風景の良いところは重なるんですね。限られた立地の中でも、そういったところをいっぱい作っていくことはできるので、必ず風景を切り取る窓と居場所を重ねています。
新建新聞社 代表取締役社長 三浦祐成 氏
三浦社長:
「なるほど。この窓の設計作法の話について、シミュレーションを繰り返しながら窓の大きさ、位置、壁面の量を決めているのか、それとも直感的(既存の窓のサイズに合わせて)やっているのか。このあたりも教えてください。」
大橋様:
「段階的ではありますが、ひとまずシミュレーションをやっていくステップが必ず必要だと思ってます。
その上で窓を決めるのは最終的には感覚によりますが、いくつかの視点があり、それぞれ過ごす所の視点の高さが重要だと思います。床に座った時、もしくは正座した時にちょうど窓が見えるという風にするなど。だから、何となく窓を壁のどこかに置くみたいなことはないですね。」
三浦社長:
「ありがとうございます。まとめになりますが、何を取り入れて何を取り入れないのか、その取捨選択が実は設計者のスキルだと思いました。それを大橋さんはこのように実際にシミュレーションもしながら、逆に感性的に家も含めてこの窓を考えられてる。これが大橋さんの窓の設計のポイントかなと。
窓上手な設計者がこういうことなのかと、皆さんの腑に落ちればなという風に思っています。」
2|Q&A(抜粋)
Q&A(抜粋)
Q1
窓選びの重視ポイントはどこになりますか?
A1
美しい風景を美しく縁取りできるかどうかです。TWなどですっきり切り取る場合もあれば、木の枠を意図的に見せ切り抜く場合もあります。
Q2
大橋さんが現場を見て必ずチェックする項目や、 魅力的な家づくり・窓使いに特に重要だと考えているポイントを教えてください
A2
まず南側がどっちにあるのかを見ます。できれば南に太陽に素直に設計はしたいため。
あとは風景のいいところを探します。
Q3
庭の計画で重要なポイントを教えてください
A3
ファーストプランからここにこういう木を植えるというのも設計してます。庭のない家は設計しません。
あなたの暮らしに最適な窓をご提案 マド相性診断
お客様との打合せをスムーズにするコミュニケーションツールとしてご使用ください。
PROGRAM 3
窓戦略と商品のご紹介

「豊かで快適な住まい」を実現する、LIXILのご提案

LIXIL LHT サッシ・ドア事業部 本橋成哲

風と光、景色を美しく切り取る、パノラマウィンドウ<TW>
夏の電力需給ひっ迫前に、外付け日よけ<スタイルシェード>
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