窓上手のテクニック/伊礼智の心地よい窓辺の作法
琵琶湖湖畔の家 風景を取り込み、風景に溶け込む家
この家は、琵琶湖の風景を取り込み、その風景に溶け込むような、家を設計したいと思いました。
琵琶湖は北側にあります。
普段、設計をするときには南側に大きな庭を取るのが王道だと思いますが、住まい手と話をして、琵琶湖がある北側に広めに庭をとる設計としました。
普段、設計をするときには南側に大きな庭を取るのが王道だと思いますが、住まい手と話をして、琵琶湖がある北側に広めに庭をとる設計としました。
造園は琵琶湖の植生を調べていただき、その植生を庭につないでもらいました。
ですから、植物もつながっていく感じになっています。
ですから、植物もつながっていく感じになっています。
道路側からも、家の中からも琵琶湖の風景がダイレクトに繋がるような開口部設計とし、琵琶湖を望む北側の窓と、日射を取得する南側の窓がひとつながりに配置しています。
北側の窓には、作り付けのソファを付けました。
昼寝も出来ます。ここで本を読んで琵琶湖を見て楽しんだりもできます。
ここに、ガラリ、網戸、障子、ブラインドなども仕込んでいます。
昼寝も出来ます。ここで本を読んで琵琶湖を見て楽しんだりもできます。
ここに、ガラリ、網戸、障子、ブラインドなども仕込んでいます。
「開口部近傍に心地よさは宿る」という言葉をモットーにしています。
窓際にはデザインの可能性がいっぱい残っています。
窓の性能をきちんと取れば窓際は非常に気持ちいい場所だと思います。
窓際にはデザインの可能性がいっぱい残っています。
窓の性能をきちんと取れば窓際は非常に気持ちいい場所だと思います。
開口部を閉じると性能がきっちり出て、開けると外部と一体となるという「閉じてよし、開いてよし」の高性能な家が出来ないかということを日々意識して設計に取り組んでいます。