まちの空間を活かす 1
都市に生まれたコミュニティ型商業空間「COMMUNE 2nd」(東京都港区)
都市と野良的要素を繋ぐ
メディアサーフコミュニケーションズもMirai Instituteも、流石創造集団の黒_氏が創立した「スクーリング・パッド」の出身者がメンバーとして関わっている。「スクーリング・パッド」は自分自身の生き方・働き方を発見していく学びの場で、「世田谷ものづくり学校(IID)」内から2014年に「COMMUNE 246」を本拠地として移転し、自由大学となっている。
メディアサーフコミュニケーションズでは、「ファーマーズマーケット@UNU」やその季刊誌「NORAH」を発行するなど、農業についての様々を考え、実行するプロジェクトに取り組んでいる。Mirai Instituteは、「みどり荘」だけでなく、ソーラーデスク開発&電力見える化プロジェクトといったエコ活動も行っている。メディアサーフコミュニケーションズもMirai Instituteも流石創造集団も自由大学も、それぞれが繋がっていて、「COMMUNE 2nd」に、野良的要素やエコ活動を取り入れたプロジェクトやイベントを導入し、都市と農・暮らしに根付いた文化の橋渡しを実践している。
そのような取り組みがSNSで発信されて、世界に広がり、「COMMUNE 2nd」には連日、多くの外国人が訪れる。開放的な空間に、近所の幼稚園の子ども達も散歩にやってくる。働く人や学ぶ人、買い物客に観光客、様々な人達が集まる「COMMUNE 2nd」は、都市の新しいコミュニティを育む場としての役割を果たしている。
撮影/シヲバラ タク(特記を除く)
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公開日:2017年07月31日